お部屋探しのポイント(賃貸編)

優先順位を決める

「新築で、広めの間取り、お値打ち家賃に、駅に近くて、静かな環境……」

すべてを満たすお部屋を探していたら、念願のひとり暮らしはいつまでたってもできないかも…?
ならば譲れない条件をピックアップし、順位をつけていきましょう!!

予算 家賃の目安は、毎月の手取り月収の30%と言われています。光熱費、生活費のことも考えて決めましょう。
エリア 通勤・通学を考え、最寄駅や目的地までの所要時間を重要視して考えましょう。
さらに、周辺の環境及び防犯面なども考慮しましょう。
間取り 自分のライフスタイルに合った間取り・広さを選びましょう。また、収納スペースも重要なチェックポイントです。
設備 「絶対に必要なもの」と「できれば欲しい」と思うものを区別しておきましょう。
インターネット環境やセキュリティなど、自分のライフスタイルにあった設備を選びましょう。

下見の要チェックポイント 下見前に、気に入った物件を数件にしぼっておきましょう。案内されたら、資料では分からない部分をしっかり確認。
できれば、昼間と夜間の状況を確認したほうがベターです。

陽当りの良し悪し 南向きでもしっかりと確認し、できれば昼間の天気が良い日に確認しましょう。
周辺の環境によっても日当たりの良し悪しは左右されます。
収納スペースの広さ 広い収納スペースは必要ですが、室内のレイアウトも工夫すると有効に使えます。
事前に、使用する家具が部屋に収まるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
(メジャーなどを持って行くと便利です)
コンロの種類 ガスと電気はどちらも長所と短所があります。自分に合ったスタイルを選びましょう。

【ガスの長所・短所】
長所:微妙な火加減の調節ができる
    お手入れ・掃除が大変
短所:プロパンガスは高い。

【電気の長所・短所】
長所:立ち上がりが早い。
    掃除が簡単。
短所:停電のとき使えない。
コンセント等の数と位置 電化製品を多く使用する方や、既にお部屋のレイアウトがお決まりの方は、事前にコンセントの位置や数を確認しましょう。また、テレビ・パソコンのケーブル類の差し口も確認しましょう。

電気機器が多くなると蛸足配線を使用される事になると思いますが、以下の事に注意が必要です!!

【蛸足配線の問題点・危険性】
●過負荷による焼損、火災
テーブルタップやコンセントなどには、定格電流が定められています。それを考えずに次々と機器を接続した場合、テーブルタップやコンセント、配線などに定格以上の電流が流れ、発熱を起こして焼損や火災などに繋がる危険性があります。

●トラッキング現象の火災原因が増える
テーブルタップの周りには、コードがスパゲッティ状に絡まった様な状態になることが多く、掃除そのものが困難になる上にコードとコードの間にホコリが絡まるなどして、さらにホコリを次々と呼んでしまう原因となります。そのホコリが原因となり漏電・火災などが発生しやすくなります。

【対策】
テーブルタップのコンセントに各々スイッチが付いている物を使用したり、各機器の消費電力(電流)を計算してそのテーブルタップの許容電力(電流)値を超えない範囲で使用しましょう。
また、最近のテーブルタップには消費電力(電流)を表示するものや、過電力(電流)手前で警告音を発生する器具も販売されているので、そのような器具を使用すると良いです。
周辺の環境 スーパー・金融機関・学校など生活に必要な施設の場所の確認の他に、騒音・臭い・防犯性も確認しておくと良いでしょう。
駅までの距離 記載されている所要時間はあくまでも目安です。(1分=80メートル計算です)
通勤・通学の時間帯に実際に歩いて確認することも大切です。

【Advice!!】
特に女性のひとり暮らしの場合は、お部屋だけでなく、通勤通学の道の明るさ・街灯の数や、お部屋の近くに足場になりそうなものが無いか(近くに足場があるとお部屋に侵入される可能性があります)など、防犯面の確認をしましょう。